五十肩の代表的な対策は運動療法や温熱療法、薬物療法です。
整形外科などでこれらの治療法をやったことがあるという方が多いのではないでしょうか?
実はそれ以外にも五十肩の改善に役立つものがあります。
それはズバリ食べ物。
五十肩になっている最中にどのような食べ物を口にするかによって炎症や痛み改善のスピードが違ってくるんです。
そこでこの記事では、五十肩と食べ物の関係について詳しく解説していきます。ぜひ、ご覧ください。
五十肩に効く食べ物
五十肩になったとき積極的に食べたほうが良いものはタンパク質です。
タンパク質は肉・魚・卵に多く含まれている栄養素であり、体を作るうえで非常に大切になってきます。
実はタンパク質をしっかり摂取することで病気や疾患の治りが早まることは以前から知られていました。
実際にここ1~2年間で高たんぱくを推奨する医師や専門家が増えてきています。書店に行けば高タンパク食がなぜ病気を治すのかというテーマの本が多く見つかりますよ。
五十肩の治療に関しても同じことがいえ、できるだけタンパク質を多く摂取した方が炎症も痛みも早期に解決しやすいです。
なぜタンパク質が必要なのか?
結論から言ってしまうと、タンパク質は体の組織を作るうえで絶対に必要な栄養だからです。
筋肉や靭帯、血管、骨、皮膚などありとあらゆる組織がタンパク質をベースに作られています。
五十肩は筋肉や靭帯、関節を包む袋などに炎症が起きて様々な不快な症状が現れます。炎症が起きてしまった組織は当然もとに戻らなくてはいけません。
そのためにはタンパク質が十分に必要になってくるのです。
今の健康状態をしっかり保つためにもタンパク質を摂取する必要がありますが、壊れてしまった組織を治すためには今まで以上に意識して食べる必要があります。
『食事ぐらいで…』と思うかもしれませんが、毎日の積み重ねが全く違う結果を生み出しますよ。
タンパク質を含む食べ物は?
タンパク質の含む食べ物をずらっとあげてみます。
- 卵
- 牛肉
- 豚肉
- 鶏肉
- 魚(サンマ・ぶり・鮭などが特に多い)
です。
これらの食べ物をしっかり意識して食事に含んで頂きたいです。
ここでタンパク質摂取の注意点です。
それは植物性タンパク質よりも動物性タンパク質を積極的に摂取するということ。
なぜなら植物性タンパク質は効率が悪く、かなりの量を食べないといけないからです。
詳細を書くと長くなってしまうのでここでは割愛しますが、植物性タンパク質はプロテインスコア(アミノ酸スコアではありません)が低く、十分なタンパク質を摂取できないと覚えておきましょう。
なので、できるだけ動物性タンパク質をたくさん摂取する方が良いでしょう。
糖質を過剰に摂取してはいけない理由
食事に関してもう1つ取り入れたほうが良い考え方は糖質制限です。
糖質とはいわゆる砂糖のことで、人間のエネルギー源になる栄養のことですね。
実は糖質はエネルギーになる一方で、摂りすぎると細胞を破壊してしまうことが知られています。
血液の中に浮かんでいる糖質は基本的にエネルギーとして使われます。しかし、余ってしまう糖質も存在しそれらはフヨフヨと血液の中を漂うのです。
そうこうしているうちに同じく血液の中に浮かんでいるタンパク質と結合。
結合した結果、AGEと呼ばれる正常な細胞を破壊してしまう物質に変化してしまうのです。
AGEは近年非常に注目を集めている物質であり、老化現象や生活習慣病との強い関係があるともいわれています。
ジュースやお菓子、スイーツなどの甘いものをたくさん食べていると、AGEが発生してしまい、肩の炎症が治りづらいばかりか治癒までも遅くなってしまいます。
五十肩をできるだけ早期に治したい場合、間食を控えることをおすすめします。
まとめ
五十肩をできるだけ早期に解決するには運動療法や温熱療法、薬物療法だけでなく食事にも目を向ける必要があります。
体を作っているのは栄養なので、その効果は思っている以上に高いです。
また、食事を変えることによって五十肩だけでなく他の様々な不調も改善する可能性がありますよ。
取り入れる栄養素を変えることによって自分の体を変わっていくのは面白いです。
ぜひ、試してみてくださいね。