亜脱臼

肩の亜脱臼は寝るときにどうすれば良い?負担の少ない寝方を紹介

肩の亜脱臼とは脱臼とは少し異なり、まだ完全に脱臼をしていない状態のことをいいます。
見た目からは脱臼をしているか分からないですが肩部に酷い痛み・熱感を伴う場合があります。

そんな肩の亜脱臼時に何気に苦労するのが就寝。特に寝方ひとつで症状が悪化してしまうか緩和するかという大事な時間でもあります。

今回はそんな肩の亜脱臼の時に正しい寝方・やってはいけない寝方について説明していきたいと思います。

肩の亜脱臼時の正しい寝方

まず前提に考えておかなければならないことは肩の亜脱臼時には肩が少し動くだけで痛みを伴うことがあります。また、肩の亜脱臼の多くは肩が前方へ亜脱臼するケースが多いということです。

一般的には仰向け姿勢で就寝することが多いですが、この姿勢では肘が身体の中心より床方向に下がることで脱臼して傷がついたであろう肩の前側に負担がかかるため、特に仰向け姿勢で肩が痛いという人が多いです。

従って大切なこと肩の前側の部分に負担がかからないことです。姿勢とはしては亜脱臼した側の肩を天井にむける横向き姿勢が良いでしょう。

しかし実際は、寝ている間ずっと同じ姿勢で寝ていることが難しいため、、仰向け、横向きそれぞれで肩への負担を最小限にする正しい就寝動作をご紹介します。

仰向けの姿勢の場合

名古屋五十肩リハビリ整体院_痛みの軽減

仰向けの姿勢では、肘が下(床方向)に下がらないように肘下、お腹の上にもクッショんを置いてみましょう。肘は少し曲げてお腹の上に置きます。お腹にも枕をひいた方がより肩への負担が軽減します。

横向きの姿勢の場合

名古屋五十肩リハビリ整体院_痛みの軽減

横向きの姿勢では、お腹の前にクッションを敷いてそこに腕を置きます。クッションの厚みは胴体と同じくらいの厚めのものを使うことがポイントです。
クッションが小さすぎると、肩の前側に負担がかかるため、痛みの原因となります。

その他)座っているときの正しい体勢

名古屋五十肩リハビリ整体院_痛みの軽減

痛めて間もないときは座っていても痛みがある場合もあります。そのような場合腕が宙にうかないように肘下にクッションを挟むようにしてみましょう。これにより肩が良い位置が保たれるため、痛みが軽減される場合があります。

肩の亜脱臼時にやってはいけない寝方

肩の亜脱臼時には亜脱臼している(患部)側を下にして横向き寝をすることは絶対にさけましょう。

理由は簡単で患部が圧迫されることで、刺激となり、痛みや炎症を酷くする可能性があるからです。

もっとも、本当に患部が痛い場合はまず患部を下にして寝ようと思うことはありません。これは疼痛緩和姿位といって、人は痛いときには何とかして痛みを和らげようとする姿勢をとります。

お腹が痛い時に前屈むになる姿勢も疼痛緩和姿位のひとつです。

しかし、問題は痛みが少しずつ引いてきた時の場合です。

油断をし、患部を下にして寝てしまうことで炎症が悪化してしまい痛みがぶり返してしまうというケースはよくあること。痛みが引いてきている時こそ改めて寝方を注意する必要があります。

肩の亜脱臼時の日常の注意点

まず肩の亜脱臼になってしまった場合の原則は「動かさない」ということです。

中には自分で治そうとして肩を動かしたり、触ってみたりする人がいますが絶対に辞めてください。

原則は動かず安静にすることです(安静にしていても痛みを感じる時期の間)。また三角巾などで固定をすることが一番の望ましいです。

肩の亜脱臼でも脱臼でもこの三角巾固定を怠る人が多く、脱臼を軽視してしまったが故に脱臼癖がついてしまったという人も多く存在します。

また亜脱臼の中には何かしらの病的な要因で引き起こされる脱臼もあるため、気になる場合は最寄りの整形外科などの医療機関を受診しましょう。

まとめ

肩の亜脱臼になってしまった場合の寝方についてはご理解頂けましたでしょうか。

寝方ひとつで肩の亜脱臼の治癒期間が大きく変わるといっても過言ではありません。

時に痛みが少しずつ和らいできたぐらいの期間では最新の注意をはらって就寝するようにしてください。

また、何度も言いますが肩の亜脱臼を自分だけの力で何とかしようとするのは絶対に辞めましょう。軽視せず最寄りの医療機関を受診することが最善の策だということをお忘れなく。

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市川俊成

名古屋市で肩・腕専門のリハビリ整体院を運営中。国家資格である理学療法士免許と柔道整復師免許を保有している。病院での経験を活かし、五十肩や腱板損傷、手術後の肩の痛みなどの施術に力を入れている。

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