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体外衝撃波は保険適用になるの?気になる料金や適応範囲について解説

従来の治療(薬・物理療法・ストレッチ・湿布薬)などでも改善が見られない難治性の腱炎・腱付着部炎の痛みに対して体外衝撃波という治療方法が注目を集めています。

しかし、体外衝撃波については分からないことが多すぎてイマイチ安心して治療を受けることが出来ないと感じる方が多いのも現状です。

今回はそんな体外衝撃波について実際に保険が適応されるのか?どんな疾患に適応されるのか?料金相場や適応範囲についてなど体外衝撃波について詳しく紹介していきます。

 

体外衝撃波は保険で受けられる?

現在、整形外科で体外衝撃波を受ける場合に保険適応となる疾患は「難治性足底筋膜炎」のみとなっています。(平成24年11月から保険適応)

つまり、そのほかの多くの難治性の腱炎・腱付着部炎に関しては保険適応外となります。

体外衝撃波は1990年代からヨーロッパを中心に普及が進み、特にスポーツ選手への負担が少ない治療法として有効な成果をあげてきました。

日本には2012年より、なかなか完治しない足底筋膜炎への治療法としてはじめて保険適応が開始され今日に至ります。

日本での導入施設や臨床結果がまだまだ乏しい現実はありますが、これからの新しい治療法として普及が進めば保険適応になる疾患も増えていく期待は出来そうです

 

どんな疾患なら保険適用になるの?

整形外科において保険を使用して受けることが出来る疾患は「難治性の足底筋膜炎」ただひとつです。

【保険が使える疾患】
難治性足底腱膜炎

【保険が使えない疾患】
アキレス腱炎・アキレス腱付着部炎・膝蓋腱炎・ジャンパー膝・上腕骨外側上顆炎(テニス肘・ゴルフ肘)・上腕骨内側上顆炎(野球肘)・石灰沈着性腱板炎・腱板炎

基本的には6ヶ月以上経過しても症状が良くならない方が対象となります。

気になる目安料金は以下のとおりです。

【保険適用】

体外衝撃波疼痛治療術(一連につき)5,000点

難治性足底筋膜炎に対する価格です。料金は初診料・再診料・各検査料や負担割合により変動します。

【保険外診療】

難治性足底筋膜炎以外の腱炎・腱付着部炎。料金の一例初回8,800円(税込)・2回目以降2,750円(税込)

*料金は初診料・再診料・各検査料により変動します。

 

体外衝撃波のリスクや副作用は?

体外衝撃波治療は身体への負担が少ないことで注目を集めている治療法のため副作用やリスクはありませんが、以下のような症状が出現することがあります。

  • 腫れ
  • 発赤
  • 内出血
  • 治療中・治療後の痛み
  • 治療中・治療後の感覚異常

いずれも症状は一時的で、2~3日程度で消失するものが殆どです。

また体外衝撃波治療には以下のような特徴もあります。

  • 1回あたりの治療時間が短い(10~15分程度)
  • 切開することがないため傷跡が残らない
  • 我慢できる痛み程度のため麻酔の必要がない
  • 入院の必要がない。日常生活にも特に制限がない。

身体への負担が少ないため副作用やリスクがないうえに治療時間もそこまで長時間にわたるものではないため通院時間が確保しやすい点も嬉しいです。

 

まとめ

保険適応に関しては対象疾患が難治性足底筋膜炎ただひとつだけというデメリットがありますが、これまでなかなか治らなかった症状を改善させる望みとしてこれから整形外科でも普及していきそうです。

もちろん効果には個人差があり、約60~80%の有効性と言われていますが医療現場からしいても、患者様からしても新たな治療方法が選択肢として増えることは嬉しい限りです。

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市川俊成

名古屋市で肩・腕専門のリハビリ整体院を運営中。国家資格である理学療法士免許と柔道整復師免許を保有している。病院での経験を活かし、五十肩や腱板損傷、手術後の肩の痛みなどの施術に力を入れている。

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