四十代・五十代の肩の痛みの原因で多い五十肩。
そもそも四十肩と五十肩は全く同じ疾患です。年齢によって呼び名が違っているだけで正式名称を肩関節周囲園と言います。
しかし、年齢が若い方がより痛みや関節の硬さが悪化しやすい…との報告も。
この記事では、
- 四十肩・五十肩の原因
- 四十肩・五十肩の経過
- 行くべき医療機関
ついて解説していきます。
また、「放置しても治る?」と、いう疑問についても解説していたいと思います。ぜひ、ご覧ください。
五十肩・四十肩の原因は?
四十肩や五十肩の正式名称は肩関節周囲炎もしくは癒着性肩関包炎とも呼ばれています。
この疾患は関節包と呼ばれる部分が主に炎症を起こし、肩から腕に強い痛みが出現します。
最近の報告では、些細な刺激や外傷(ケガのこと)が蓄積してしまうことで、それがきっかけとなり発症してしまうと言われています。
また、五十肩になりやすい人となりづらい人の特徴は、
- 五十肩になりやすい人:肩甲骨があまり動かない
- 五十肩になりづらい人:肩甲骨が良く動く
と、報告も。
つまり肩甲骨が良く動くことは四十肩・五十肩の予防になると言えそうですね。
五十肩・四十肩は放置しても良くなるの?
四十肩・五十肩はほっとけば治ると思っている方も多いです。
しかし、7年経過しても痛みや関節の動きづらさが残ったとの報告もあります。
また、痛み自体は発症後1ヶ月程度で軽くなる人もいますが、激しい炎症の後遺症により、
肩が固まって腕が上に挙がらない、腰に手が回らないなど肩が固まってしまうなどの症状が出てしまうことが多いため、重症化するとなかなか良くならないのも特徴です。
五十肩は放置したとして、痛みは一ヶ月程度で取れる人もいますが、放置している人の多くは肩の硬さが残ってしまい日常生活に支障を来たし困っている方が多いのではないでしょうか。
五十肩・四十肩になったらどこにいけばいい?
痛みが強い時期は整形外科病院・或いはクリニックなど専門院にいくことをおすすめします。
そこの施設で本当に四十肩・五十肩かどうかを診断してもらうことをお勧めします。
その後、
「痛みが落ち着いてきたが、肩が思うように動かない…」
と、悩んでいる方は整形外科でリハビリを受けるか、肩に詳しい整体院・接骨院などで施術を受けるのが良いでしょう。
肩は重症化すると治るのに時間がかかるため、早めの受診がおすすめですよ!
五十肩・四十肩の原因についてまとめ
今まで五十肩の発症原因は不明と言われてきました。
しかし、最近では些細な外傷(ケガ)の繰り返しによって発症するとも報告されています。つまり、はっきりした原因や自覚なしに発症することが多いということです。
五十肩の主な原因は関節包などの組織の炎症。炎症が起こることによってどの方向に動かしても痛いし、改善にも非常に時間がかかってしまうのです。
肩に痛みや違和感があれば自分で悩まず早めに肩に詳しい整形外科、或いは整体・接骨院などの専門院に問い合わせすることをお勧めします。
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