『夜中に痛みで起きてしまう…』
『ジッとしていてもズキズキ傷んでしまう…』
五十肩がこのような状態に日常生活に大きな支障を与えてしまい、精神的にもつらいですよね。
どうせなら薬を飲んで楽になりたい。そう思う方も多いのではないでしょうか。
五十肩は薬物療法があると聞いたことが方もいると思いますが、果たしてドラッグストアや薬局などで購入できる種類もあるのでしょうか?
この記事では五十肩と薬にテーマを絞って詳しく解説していきます。ぜひ、ご覧ください。
五十肩に効く薬はドラッグストアで購入できる?
ドラッグストアで購入できる五十肩の薬は漢方薬がメインです。
有名な商品でいうと、
- シジラック
- 肩用ラックル
- ラークセブン
などです。
シジラックと肩用ラックルは漢方薬であり、抗炎症作用や肩の血行を促進する効果があるとされています。しかし、飲んだらその場で痛みが軽減したりすることはなく効果があったとしても非常に緩やかなものです。
ラークセブンはドラックストアに売られていますが、薬ではなくサプリメントに近い存在。実際に配合成分を確認すると、
- ビタミンB12
- ビタミンB1誘導体
- パントテン酸カルシウム
- 活性型ビタミンB6
- 天然型ビタミンE
- ナイアシン
- ガンマ-オリザノール
などが入っています。
つまりラークセブンに関しても、飲んだら劇的に効果が高まるという商品ではなく、あくまでも普段のリハビリの補助として考えるのが良いでしょう。
まとめると、ドラックストアで五十肩に効く強い薬は存在していないというのが現状です。
ココに注意
バファリンやロキソニンなどの鎮痛薬を服用すると一時的に痛みが緩和されることがあります。あまりにも痛い場合はそちらを服用するのも良いでしょう。
しかし、あくまでも効果は一時的であり治るわけではありません。五十肩を治癒させるためには運動療法などの対処が必要になることを念頭においておきましょう。
病院ではどんな薬を処方してくれるの?
では、病院ではどんな薬が処方、あるいは使われるのでしょうか。
病院では大きく分けて以下のような薬が使用されます。
- 湿布
- 飲み薬
- ステロイド注射
これらはどれも五十肩を治すという目的ではなく、痛みや炎症を和らげることをメインで使用されます。特に痛みが強い場合はステロイド注射が行われることが多いですね。
五十肩は炎症期・拘縮期・回復期を経て治っていきますが、これらが使用されるのが主に炎症期です。繰り返しになりますが、炎症を抑えて最も症状がつらい時期を乗り越えようとするのが目的です。
たしかに痛みが治まるのは非常に大きなメリットであり、痛みから一時的にでも解放されるのは精神的にもありがたいでしょう。
しかし、残念ながら薬を使用したからといって早く肩の動きがすぐに元通りになるというのは難しいようです。
五十肩を治すためには地道なリハビリ(運動療法など)が最も近道と言えるでしょう。
五十肩の治療法にはどんなものがあるの?
五十肩の治療法には以下の3つがあります。
- 薬物理療
- 運動療法
- 温熱療法
これらの治療法にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
ちなみにですが難治性の五十肩の場合、手術が検討されることもあります。内視鏡を使って肩の固まっている部分を切り取ることにより、早期の回復を目指すものです。
▼五十肩の治療法に関してはこちらの記事で詳しく解説をしています。ぜひ、ご覧ください。
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まとめ
残念ながら五十肩の治りを確実に早めてくれるような薬はドラックストアには売っていません。また、病院を受診したしても薬だけではなかなか難しいようです。
五十肩を早期に治すためには運動療法によるリハビリが近道である場合が多いです。
当院では、五十肩に特化した施術を行っていましす。60分じっくりと時間を使ってリハビリをしていきます。ぜひ、ご相談ください。