四十肩、五十肩

五十肩は利き手に起こりやすいって本当?なりやすい人の特徴

五十肩の正式名称は肩関節周囲炎。四十肩と呼ばれることもありますが、同じものです。

五十肩になると肩関節が痛んだり、動かしづらくなるなどの症状が出てしまい酷い人では全く肩を動かせないほどの痛みが出てしまう場合も。

そんな五十肩は左右どちらかの肩側だけに痛みが出るケースが殆どです。

そこで多くの方が疑問に思うのが「利き手側が五十肩になりやすいの?」という点。

今回はそんな皆さんの疑問でもある「利き手が五十肩になりやすいのはホント!?」を解説していきたいと思います。

五十肩発症は利き手とは関係ない

結論からお伝えすると「五十肩と効き手は関係ありません」。

つまり、右利きだからといって右肩に五十肩が起こりやすいということはありません。

実は五十肩は明確な原因がなく痛みなどの症状が出てしまうこともあり、利き手だからなりやすいというわけではないのです。

利き手で負担が掛かっているから痛みが出る!という認識をされる人も多いですが、五十肩ではこれらに明確な関係性はないとされています。

五十肩になりやすい人の特徴は?

五十肩には明確な原因がない場合が殆どですが、五十肩になりやすい人にはいくつかの特徴が。

まず年齢層でいうと40~50代に最も多いですね。名前の由来ともなっています。

ちなみに男女差は殆どありません。

また、以下のような方は五十肩になるリスクが高いとも言われいるため注意が必要です。

  • 頚椎症
  • 糖尿病
  • パーキンソン病
  • 肺疾患
  • 心疾患
  • 脳疾患

上記の疾患を抱えている人は五十肩になりやすようで、特に糖尿病で五十肩の症状が出た場合は通常よりも治りにくいとも言われています。

五十肩の症状

五十肩は3つの段階に分けることができ、それぞれで症状が少し異なります。

【炎症期】

発症から2週間程度が炎症期。

この時期は最も肩への痛みが激しい期間。

個人差はこそあるが、激しい痛みになると肩を動かすことが困難になります。夜に痛みが強くなることもあり、なかなか寝付けなどの症状も。

この時期は無理に肩を動かそうとすることで症状が悪化する場合もあるため出来る限り安静にすることが大切です。

【拘縮期】

五十肩において最も長い期間がこの拘縮期。発症2週間後~半年程度。(1年程度の可能性もあり)

炎症期ほどの激しい痛みこそないものの、肩関節が固まったような動かしにくさを感じることがあり、無理に動かそうとすることで痛みを伴う場合が多いです。

生活動作では、洗濯ものを干す・着替える・髪を結ぶなどの動作で痛みを感じることが多いため注意が必要。

【回復期】

半年から1年半程度。

痛みは大方改善され、肩が徐々に動かしやすくなります。日常生活動作での痛みも改善されてくるため、精神的にも楽になってきます。

この時期になると積極的に肩関節のストレッチなどのリハビリを行うことが大切。

まとめ

五十肩は安静にして時が経つのを待つしかないという人もいます。

しかし、五十肩はしっかりと施術を受けることで早期改善することが可能です。

早期改善するだけでなく、これから先同じような痛みで苦しい思いをすることのないように根本的に五十肩を改善することもできるため、1日でも早く五十肩を根本改善されたい方は整体院などに足を運ばれることをおすすめします。

ちなみに当院は五十肩を専門とした整体院です。

これまで多くの肩の五十肩の施術に携らせて頂いて経験で、皆さんの辛い五十肩に対し適切なアプローチをすることが可能です。

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市川俊成

名古屋市で肩・腕専門のリハビリ整体院を運営中。国家資格である理学療法士免許と柔道整復師免許を保有している。病院での経験を活かし、五十肩や腱板損傷、手術後の肩の痛みなどの施術に力を入れている。

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