五十肩や四十肩になると関節に痛みが伴い、動きも悪くなりますよね。
「できれば自宅でセルフケアをしたいけどお風呂って入って大丈夫?」
「温めるのって肩に良い?」
と疑問になる方も多いでしょう。
そこでこの記事では五十肩とお風呂について解説していきます。ぜひ、ご覧ください。
五十肩にお風呂は有効?
五十肩にお風呂はある程度有効です。
患部を温めることにより、血液循環が良くなり、筋肉がほぐれることで痛みや可動域が改善する可能性があります。
しかし、改善するといっても劇的に良くなるわけではありません。
そもそも五十肩は治るまでに半年〜1年半程度かかります。お風呂に入ることはプラスに働きますが、その治るまでの期間が半分になるというほどの効果は見込めません。
ただ、患部に対しなにもセルフケアを行わないのと比較すると日常生活に復帰できるタイミングが多少早くなったり、痛みが悪化しづらかったりすることはあります。
なので、劇的な効果は見込めないもの継続的にお風呂などで温めた方が良いでしょう。
温めて良い時期・悪い時期
五十肩には時期により温めて良いタイミングと悪いタイミングがあります。
五十肩には以下のようなステージがあります。
- 急性期(発症から数週間)
- 拘縮期(数週間から1年程度)
- 回復期(数ヶ月から1年以降)
急性期は痛みも強くなりやすい時期であり、患部に炎症を起こっています。そのため、この時期にお風呂にゆっくり浸かって温めてしまうのは避けたほうが良いでしょう。
温めたことによって炎症が悪化し、痛みが強くなってしまう恐れがあります。
温めをスタートするのは拘縮期がおすすめです。
この時期になると痛みのピークも通り過ぎ、少しずつリハビリを行う段階になってきます。
しかし、具体的にどのタイミングで拘縮期に入ったかは一般の方ではなかなかわかりません。
そのためできることなら専門家にアドバイスを仰いでから、温めを開始した方が良いでしょう。
五十肩の治療法にはどんなものがあるの?
五十肩の治療法には以下のようなものがあります。
- 温熱療法
- 運動療法
- ステロイド注射
それぞれにメリットとデメリットが存在し、症状に合わせて実施されます。
痛みが非常に強いときはステロイド注射を行い、そうでないときは温熱療法や運動療法がメインになります。
詳しくは以下の記事に書いてありますので、ぜひご覧ください。
まとめ
五十肩になった際には患部を温めてもOKです。
実際の治療法に温熱療法があるぐらいなので、症状緩和にプラスに働きます。
しかし、急性期など炎症や痛みが強く出ている時期には避けておくのが無難です。余計に症状が強くなってしまうこともあるため、積極的に温めるのは危険で。
温める時期は拘縮期入った時期にしましょう。