一度なってしまうと、なかなか痛みが取れないことで有名な五十肩。
「日常生活に支障が出てしまうから早く治らないかな…」
痛みに耐えながら、いつ治るのだろうかと不安な気持ちになってしまいますよね。
結論からいってしまうと、五十肩が治る期間には個人差がありますが、おおよそ約半年〜3年とかなり長い時間を要します。
また、関節の硬さも残ってしまうため適切な治療を行わないといけません。
本記事では五十肩の治る期間を詳細に解説しているだけでなく、
- 治りづらい方の特徴
- 対処法
についても公開しています。
ぜひ、ご覧ください。
五十肩はどのぐらいの期間で治るの?
五十肩が治る期間は身体の状態・体質・生活環境によって個人差はありますが、約半年から長くて3年と言われています。
しかし、過去の報告として回復にはこのような記載もあります。
- 最大回復までに12~44ヶ月を要するが軽度の関節の制限(硬さ)が残存した
- 平均44ヶ月経過しても50%に症状が残存
- 平均7年経過しても60%に疼痛・関節可動域制限が残存した
という報告もあり、四十肩や五十肩の回復には長い期間を要し、完全回復に至りにくいという特徴もあります。
五十肩が治りづらい方の特徴は
痛みが長引きやすい五十肩ですが、その中でも特に治らづらい方には以下のような特徴があります。
- 急激に痛みが強くなった
- 痛くなった原因に思い当たる節がある
- 腕が目線程度までしか万歳できない。
- 食生活で間食を良くしてしまう
- 食事ではあまりタンパク質より炭水化物や糖質をどちらかというと良く摂取している。
- 持病で糖尿病をもっている。
- その他痛みが強い時期に無理に腕を使った筋トレや痛みを押したストレッチなどをやってしまった
上記に一つでも当てはまる場合は、治りにくい傾向にあると思います。
要するに、炎症がより強ければ強いほど、または、炎症が治まりにくい生活をしている程、痛みが中々取れない或いは痛みが取れても関節が固まってしまい中々肩が自由に動かせるようにならない傾向にあります。
五十肩が治りづらい方の対処法は?
対処法は五十肩の時期にもよりますが、ここでは特に痛みメインで生活に困っている場合の対処法について解説します。
何もしなくても痛みがある時期は、肩の関節で炎症が起こっている可能性が高いので、痛み強い時期、3週間程度は痛みのある動作は避けて安静にしましょう。
また、就寝時の肩の位置や座っているときの腕の置き場所などにもコツがあります。
▼詳しくは五十肩の治療方法と良い整体院選びは?急な肩の痛みの対処法を紹介をご確認ください。
また、遠いところのものを取る或いは拾う動作、自分の身体に対して後ろのものを取る動作は特に痛みを助長しやすいので注意しましょう。
当院では上記指導に加え、痛みの強い炎症が起きている時期では、炎症した組織の早期回復や痛みによってこわばりのある筋肉の緊張をとることで、痛みを軽減し、早期回復しやすい状態にもっていくように施術します。
また、炎症が早くおさまるためには身体に入れる栄養の内容も大事であるため、栄養指導によるインナーケアもします。それについては後日ブログで配信しますね。
この時期は病院にてシップや痛み止めの注射なども有効となることもあります。また原因を調べる上でレントゲンやMRIなどの画像診断も痛みの原因が分かることがありますので痛みが強いときは整形外科病院や整形外科クリニックでまずは診てもらうことが良いでしよう。
結論
痛みが強い動作は避けて、痛みの原因が何か知ることが大事。
また、生活動作や栄養内容などを考慮し、炎症を1日も早く引かしてあげることが大事。放置しないようにしましょう。
まとめ
五十肩は長期的な治療が必要であり、放置してすぐに治るような疾患ではありません。
できることなら五十肩の専門家に見てもらったほうが早く今まで通りの生活が取り戻せますし、痛みの引き方も早いです。
原因をしっかり究明して、1日も早く炎症を抑えることが大切ですよ。